世界に通用する急性期総合医を育成するために

私たち自治医科大学附属さいたま医療センター麻酔科・救急部・集中治療部は、急性期で広く活躍できる総合医を育成することを目標にしています。
研修を受けるご本人と相談しながらテーラーメイドの研修プログラムを作成し、経験豊富な指導医のもと、自施設だけでなく国内外の施設で多様かつ豊富な症例を経験し、最高のトレーニングが受けられる環境を整備します。
その過程で、急性期総合医として説得力のあるディスカッションができ、それにもとづく意思決定ができるようになることを最大の目標にする一方、重症患者を救命するための実践的な技術や判断力も養います。

いずれの道に進んでも、研修終了後には、世界標準のプロフェッショナルな急性期総合医になることができるでしょう。

自治医科大学附属さいたま医療センター 救急科 医局紹介

最新情報

自治医科大学附属さいたま医療センター 麻酔科・救急科・集中治療部 最新情報
  1. 2016年4月、日本で3番目の高機能ハイブリッドER室を併設した救命救急急センターが開設され、各部門の人員を募集中です。二次・三次救急を含めた幅の広い重症患者の一貫した急性期管理を学ぶことができます。
  2. 2017年5月に救命救急センターに新病棟が追加され、救命センター一般床がトータルで20床から30床に増床されました。
  3. 2017年8月に、新機能をふんだんに取り込んだ22床の新集中治療室がオープンし、現在の院内ICU、CCU、救命ICUトータルで30床になりました。
  4. ICUチーム医師と救命センター医師が共同して拡大ICUチームを作り、院内ICU・救命ICU全ての患者を主体的に診療します。患者層・量ともに十分な研修ができる体制が整備されました。
  5. 大学院博士課程修了者、論文博士号取得者が総計7 名、公衆衛生修士課程修了者が2名になりました。
  6. 留学にも力を注ぎ、現メンバーのうち海外留学経験者がのべ7名になりました。
  7. 2017年12月、ドクターカーの運用を開始しました。
  8. オンライン勉強会、ジャーナルクラブ、最新文献紹介、臨床疫学勉強会など知識習得の機会も充実しました。
  9. 2021年12月、ECMOカーが導入されました。
  10. 2022年9月、院内に救急救命士を2名採用しました。

豊富な症例 / 最先端の医療技術・設備

当センターは、国内でも指折りの心臓血管外科センターとして年間 500 件以上の開心術を行っています。このような心臓血管外科周術期症例は、麻酔科医師が術中を、集中治療部医師が ICU 入室から退室まで術前・術後を、救命センター医師が緊急症例の初療を行いますので、多様な循環器系疾患を学ぶことが可能です。また、気管切開を含めほとんどの侵襲的手技を我々のチームが行うので、十分な経験をつむことができるでしょう。

その他、ICU に入室する約 3 割は内科系の疾患で、敗血症を筆頭に造血幹細胞移植後の多臓器不全などの多彩な症例を経験することが可能です。また、救命センターでは、敗血症、脳卒中、各種循環器疾患を中心に、主として内科急性疾患の初療を広く学ぶことがでます。現在のメンバーのバックグラウンドは、麻酔、救急、内科、循環器科、血液科、外科、心臓外科など多様で、相互に不得意な分野を補いながら急性期総合医療チームとしての機能を最大限に高めています。

また、平成28年4月1日には埼玉県で8番目の救命救急センターが開設され、3次救急症例も経験することができる体制となりました。のべ30床のICU・CCU・救命センターICUにおいて、豊富な症例を経験することが可能です。

キャリアプランのサポート

自治医科大学附属さいたま医療センター 集中治療部

研修の過程で、希望者は単施設・多施設臨床研究に取り組み、成果を国際学会や国際雑誌で発表し、学位取得を目指します。後期研修中に社会人大学院を卒業し、学位を取得したものもおります。
また、国内外の他施設での研修を積極的に推奨しています。

働きやすい環境

自治医科大学附属さいたま医療センター J'S PLACE

単身者向け、家族向けの職員住宅が格安で用意されており、短期研修でも住居の心配はいりません。
学会参加者(後期研修医、スタッフ)には交通費、宿泊費を含めた補助金が支給されます。
1年のうち連続で1週間、計14日間までの長期休暇が取得できます。また、ゴールデンウィークや年末年始は個人の希望を優先しつつ、各スタッフができるだけ連続休暇がとれるように配慮しています。
救急科、集中治療部は完全シフト制で、オンとオフの区別が明確です。
産休・育休、時短勤務など、ライフプランに合わせたフレキシブルな働き方が可能です。