日本心臓血管麻酔学会第28回学術大会にて、当医局員が発表しました

9月16日-17日に奈良県コンベンションセンターで行われた日本心臓血管麻酔学会第28回学術大会にて、当院麻酔科から7演題発表を行いました。
専攻医の上田先生、本多先生、福田先生、清水先生、お疲れ様でした。

心臓血管麻酔学会はいつ参加しても非常に学びの多い学会です。
来年の広島大会にも多くの演題を出せるように日々の診療に取り組んでいきたいと思います。

肺動脈カテーテルの勉強会、ハンズオンを開催しました

9月11日月曜日、エドワーズライフサイエンス社の皆様のご協力で、肺動脈カテーテルに関する勉強会を行いました。
医師に限らず看護師、臨床工学技士も対象とし、当日は多くの集中治療室や手術室看護師、臨床工学技士が参加してくれました。

前半は座学の講義で肺動脈カテーテルの適応、圧測定や熱希釈法の原理、合併症について学び
後半は模型の心臓を用いてカテーテルを心内に通したり、タブレットを用いて波形の変化を学ぶなどをハンズオン形式で行いました。

麻酔科医師に加え、山口教授を始め心臓外科の先生方にも参加いただきました!
また、自分でカテーテルを挿入する機会のない看護師もカテーテルを直接扱うことで、より肺動脈カテーテルが身近に感じられたのではないかと思います。

肺動脈カテーテルは稀ではありますが致命的な合併症を起こしうるモニタリングです。
カテーテルが必要な患者さんで安全に活用するために、チーム全体が習熟することが大切だと思います。

日本麻酔科学会関東甲信越・東京支部第63回合同学術集会にて、5名が演題発表を行いました。

9月2日、京王プラザホテル新宿にて開催された日本麻酔科学会関東甲信越・東京支部第63回合同学術集会にて、専攻医の近藤、齋藤、諏訪、本多、上田の5名が演題発表を行いました。

支部学術集会は麻酔科専攻医の学会発表の登竜門として貴重な場であります。
事前に予演を行って臨んだこともあり、皆堂々と発表しフロアの質問にも真摯に回答していました。
このような学会発表を機に、論文投稿や臨床研究の実践に結び付けられるよう医局員一同努力していきたいと思います。

抄読会風景紹介

仲冨先生に、オピオイドフリー麻酔についてのアップデートを解説してもらいました。

色々な麻酔法があることを勉強することはすごく面白いですよね。

当院では、まだオピオイドフリーとはいきませんが、患者様の術後疼痛軽減のため、様々な薬剤や麻酔法を駆使してより質の高い麻酔を追求していきたいです。

集中治療医学会関東地方会でランチョンセミナーを担当しました

7月1日第7回関東甲信越支部学術集会で当科の飯塚が教育セミナーを担当しました。

「集中治療室及び周術期における血行動態モニタリングについて」という題名で周術期血圧と予後に関する近年の知見に加え、静脈還流の生理学や輸液反応性についてのアップデート等を解説いたしました。

沢山の方にお聞きいただき感謝申し上げます。

日々の研修風景

麻酔科専攻医1年目の先生に対し先輩方が指導してくれています。

局所麻酔中毒についての講義、エコーガイド下CVC挿入等、夕方空いた手術室を使用して指導してくれました。

吉永先生も、手術部看護師に講義してくれています。

日々安全で質の高い手術麻酔遂行のためこれからも精進していきます。

新しい仲間が増えました!

4月になり新しい仲間が増えました。

麻酔科専門医プログラムをさいたまで新たに始める、岡先生、楮佐古先生、曽根原先生、また旭川から斎藤先生が我々の仲間に加わってくれました。

みな熱心で一生懸命麻酔に向き合ってくれていてうれしくなります。

一緒に手術室を盛り上げていきましょう!

4月14日は飯塚先生による抄読会でした。

自治さいたま麻酔科は4月から4名の新入職のスタッフを迎えています。
日々頑張って研修してくださっています。

本日4月14日は飯塚先生による抄読会でした。
Br J Anaesthに掲載された、「麻酔覚醒時の声かけで、覚醒時興奮は減らせるか?」というRCTを読みました。

単純に「目を開けてください」って患者さんを起こすよりも、「〇〇さん。ここは自治医大さいたま医療センターで、手術が終わりましたよ。目を開けてください」と声かけして起こしたほうが、覚醒時興奮の頻度が少ない という内容でした。

覚醒時興奮のdefinitionやコントロール群での覚醒時興奮の多さなど、いろいろ突っ込みどころは多い論文でしたが、気軽に実施できる非侵襲的な介入で、明日から実践できるPracticeでした。
当院はTIVAによる全身麻酔が多く、そもそも覚醒時興奮が少なめという外的妥当性の問題もあるかもしれません。
なかなかスタッフでのディスカッションが盛り上がり、面白いJournal Clubでした。

自治さいたま麻酔科では月2回抄読会を行い、最新の麻酔科学の論文を読むようにしています。
論文の結果を額面通り受け入れるのではなく、内容の批判的吟味を行い自分のプラクティスに生かせるかどうか評価できる専攻医を育てるのが我々のMissionです。

3月10日の朝は抄読会(ジャーナルクラブ)でした。

麻酔科では月2回、医局員が面白いと思った論文を持ち寄って抄読会をやっています。
今回は専攻医3年目の澤田先生が担当で、2023年1月にAnesthesia & Analgesia誌に掲載された、「吸入麻酔薬は静脈麻酔薬と比較して、人工心肺心臓手術の術後せん妄を減らすか?」というテーマのランダム化比較試験を扱いました。
ただ単に論文を読むだけではなく、解析手法や結果は信頼できるものか、自分たちの臨床現場に適応する妥当性があるかなど含めてみんなでディスカッションができました。
来年度も抄読会を定期的に行います!こちらの日記でも時々抄読会の様子を紹介できればと思います。

第50回日本集中治療医学会学術集会に参加しました!

当院麻酔科・救急科・集中治療部で多数の演題(計14題+座長等)を無事発表することができました。

現地京都には多数の集中治療医が集結しており、活発な意見交換がありました。

懐かしの顔に会えたりと、やっぱり現地開催はよいですね。

これからも積極的に学術集会に参加していきます!