診療:Common diseaseが多いです。当直では自分で自立して研修医と共に診療をすることが求められますが、困ったときには必ず助けてくれる上級医がいますので、安心して診療を行うことができます。また、夜間は各専門科医師が全分野で揃っているわけではないため、救急科が緊急度を判断する必要があり、中等症までの症例は救急科が翌朝までの初期治療を担う点も、いわゆる「大学病院」らしさはなく、良い経験になっていると思います。
脳卒中系や内科系疾患の症例が多く、分野は幅広いです。循環器疾患は施設としてはとても多いですが専門科医師が最初から診るため、救急科に所属していると経験症例がかなり少ないです。また外傷も、軽症が圧倒的に多いです。しかし、診断や、固定や縫合を含む初期対応を自分で行う経験を積むことができます。
教育:On the jobトレーニングでは浴びるほどの症例が経験でき、定期的(週1−2回ペース)に上級医が開催してくださっている講義でのOff the jobトレーニングの体制も整っています。論文の批判的吟味の仕方を学び合うJournal clubでは、準備は少し大変ですが、上級医からの指導も丁寧に頂き、大変良い勉強になりました。
研究:学会発表のフォローも手厚く、やる気があれば早いうちからたくさん経験することができます。社会人大学院に属している先生や、博士論文を目指している先生も日常で同じ職場で働いていますので、3年目、4年目の早いうちから近い将来を見据えることや相談することができるかと思います。しかし参加するかは自由なので、*年目になったらほぼ強制的に大学院に入る、といったことはありません。
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