当センター麻酔科・集中治療部の古川拓医師、岩崎夢大医師のレターがCritical Care Medicineに掲載されました。

重症ARDSによりVV-ECMO施行中の患者において、経肺圧による呼吸器設定の有用性を示したRCT(PMID: 32590385)に対して疑義を投げかけました。

経肺圧使用群では、呼気終末経肺圧がゼロ以上を目標に管理されましたが、不完全なプロトコルの結果、非使用群に比べて駆動圧が低く管理され、どちらの影響なのか不明ではないかという疑義を投げかけました。

Furukawa T, Iwasaki Y, Lefor AK, Sanui M. Mechanical Ventilation Strategy Guided by Transpulmonary Pressure in Severe Acute Respiratory Distress Syndrome Treated With Venovenous Extracorporeal Membrane Oxygenation. Crit Care Med. 2020;48:e1379-e1380.PMID: 33255146.