集中治療部のご紹介

自治医科大学附属さいたま医療センターはさいたま市にあり、最寄りの大宮駅(東京駅から約30分)からバスで15分の距離にあります。集中治療部としてのべ28床(H29年12月から30床)で構成される集中治療部のうち22床を使用して、専従の集中治療医が24時間体制で心臓血管外科患者、院内外からの内科系・外科系の重症患者の診療を担当しています(クローズドICU)。

専従集中治療医のバックグラウンドは、麻酔科、救急科、総合内科、循環器内科、外科、腎臓内科、血液内科と多彩で、各専門バックグラウンドの英知を結集して、診療ばかりでなく教育および研究にも力を注いでいます。

診療体制

自治医科大学附属さいたま医療センター 集中治療部

当センターは、全国でも屈指の心臓血管外科センターとして年間500件以上の開心術を行っています。このような心臓血管外科周術期症例を、8床のCCUを担当する循環器科医と協力しながら集中治療医が入室から退室まで術前・術後管理を担当します。

その他の外科系術後症例の他、院内外からの敗血症性ショックを始めとする各種の臓器不全症例が入室します。特に当センターでは造血幹細胞移植を積極的に行っているため、移植前後の各種臓器不全の診療も担当します。

また、平成28年4月1日には、県内で8番目の救命救急センターを開設し、多発外傷などの3次救急症例も経験することができる体制となりました。救命救急センターICU(呼称:EICU)ならびに院内ICU(呼称:ICU・CCU)で申し分ない症例を経験することができます。

院内活動

自治医科大学附属さいたま医療センター 集中治療部

当集中治療部の特徴として、ICUだけでなく一般病床における急性期に管理についても、ICUという「ハコ」の中にとどまらない診療活動を展開しています。

集中治療医が呼吸サポートチーム(RST)を牽引し、一般病棟での人工呼吸器をサポートしています。また、主として集中治療医が、Rapid Response System(RRS)を運営し、早期に重症化を発見・介入し、院内急変対応に積極的に関わり、予後の改善を図っています。

教育体制

自治医科大学附属さいたま医療センター 集中治療部

集中治療医は、急性期重症患者の総合診療医であるという認識のもと若い集中治療医を育成するために、教育に力を注いでいます。

中でも重視しているのが、毎朝の回診です。回診では担当医が症例のプレゼンテーションをし、患者様の現状をスタッフに説明したのち、状態を評価し、その日の方針を決めていきます。ICU 22床すべての患者に対して回診を行い、各臓器系統別に病状を評価し、治療や介入の内容についての計画を立てていきます。そこで重要視されるのはコミュニケーション能力です。プレゼンテーションで明瞭かつ簡潔に説明する能力、文献や資料に当たりながら病態の評価や治療方針に関して説得力のあるディスカッションを行う力を身につけます。