<当センターでの後期研修をお考えの先生方へ>
当センターでの研修の最大の利点は,何と言っても仕事環境の良さだと思います.優秀な諸先輩医師をはじめ,看護師・薬剤師・MEなどICU診療を支える熱意あるスタッフとの連携が非常に取りやすく,意思疎通に伴うストレスの少ない風通しの良いチームで診療に当たることができます.また,各科の垣根が低く非常にコンサルトがしやすいというのはセンター全体の気風であり,多面的なアプローチが必要とされるICU診療においてこの点は特に意味が大きいと考えます.特に,急性期医療を担う麻酔科・救急科・集中治療部は定期的な合同カンファレンスを通して密に連携を取っており,三科をまたいでのローテーションも可能です(なお,院内の他科・他病院への短期/長期研修も相談次第で可能であり,自らの興味に沿って可能性を広げていくことができます).
アカデミックな面では,外部講師をお招きしての講演会・讃井先生はじめスタッフによる講義が定期的に行われており,これらの質の高い講義を通して新たな知見の獲得や知識の整理が可能です.Dr. Alan Lefor, Dr. Wilfred Fujimotoの両先生をお迎えしてのカンファレンスなど,英語での発表の機会も多くあり,英語でのディスカッション能力を向上させたい方には魅力的な環境です.外科・集中治療/糖尿病領域でそれぞれに著名なお二方からのフィードバックを受けられる機会は大変貴重であり,素晴らしい学びの機会になることを保証します.
2016年度からは救命救急センター化したことで,ICUでも従来の心臓血管外科術後メインから重症内科・救急疾患までカバーする疾患の幅が広がり,研修の土壌としてはさらに最適な環境が整えられたのではないかと思います.ぜひ一度パワーアップした当センターを見学にいらして,診療の様子をご覧になってください.一同心よりお待ちしております.